御霊の魂が消え逝く時に
漸く一欠片の悟りを得る
青白の世界から氷離の息吹を得る
御霊の夜から早くも失われる
聖域の彼方
遥か先まで見通せた終末の館
綻びる絆と途絶えかけの想い
掛けがえの無い何かが失われる
修羅の地に辿り着き
紅蓮の炎に全てが覆われる
忘らるる光ヤミに全てが消え去る
絆は全て消え逝くと生への執着を
無くした邪なる精霊が囁く
遥か先にある修羅への道程
安らかな世界さえ拒絶するヤミへの道
消えて消えて…光影に
遥か先になる救世の夜
聖域から遠ざかる
救いの種と災いの想念
綻びた絆から僅かな希望が消え逝く
想いとは裏腹に全てが辛い方向へと進み
僅かに抱いていた淡い想いが全て絶たれる
もはや生には何ら期待出来ない
聖なる夜に架の世へ旅立ちたい
修羅の化身となり、全てを滅ぼしたい
絶望と隣り合わせの滅びの価値を見出し
架の夜を今宵限りで消し去り
全ての災いを消えることで
架の世界で災いが全て消え