嘗夜(かつての夜)

祠に見舞う精霊に問う
生きる意味とは?

嘗ての夜は永遠(とわ)に
繁栄が許されていた
東の地ならではの思し召し

何時(いつ)しか我欲(わがよく)に囚われる
身勝手な者達が増え神は全てを見放した
在りし日の夜滅びの時を迎える

嘗ての夜に意味があったのかと
今更ながらに問い掛ける
今は最早破滅以外の選択肢は無い

消えゆく大地と微笑み
静寂がこの地を支配し終焉を迎える