また逢える日まで・・・

イルミネーションが街並みに広がり
独り身へ冷たい風が靡く

帰途に急ぐ理由も無く
逃れる事の出来ない現実を知らされる

三年前に降り注いだ災厄によって
暖かい想いが身体と心から全て消え去った

止めどなく降り注いだ禍を振り払うため
架の地の祠へ赴く

祠に見舞う精霊へ語り掛ける
成す術も無く放心のまま
在りし日をふと思い出す

新鮮だったあの頃へ
回帰出来れば・・・

三年前のあの日へ
還りたい・・・

いつかまた逢える日まで