僅かに願う君と再び過ごせる日
微かに薄れ逝く生気を掲げながら
今日まで何とか生き長らえていた
それも今宵で終わりを迎える
いつかしか懐かしむあの頃に
静寂の時が訪れる
永遠の眠りが近いと
天より使者が参った
失われ逝く身体から…
そっと、魂を静かに取り出す
意識が徐々に薄れ逝く
僅かに宿る生気を纏う
今宵で今世との別れ
永遠に別れを告げる前に
一目でも君に会えたらと切に願う
初めて出会った時から
素敵だと思える大切な人
それが君だった…
海より帰りし頃
海辺と君と結ばれた
そっと…抱き寄せる
永遠の時を過ごせるかのように