架の夜に満たされぬ魂が旅立つ
目指すは架の世
架月の夜へ見舞う桜夜
夜の桜は帰り着く寒さに怯える
不穏な雰囲気を漂わせる何かに
切り裂く湖に刃が漂い
彼が消えた此の世はあらゆる惨劇に見舞われる
聖なる夜も全て消え
世は全て絶望と深い哀しみに包まれる
青白い光が辺り一面を覆う
全ての滅びが始まるを聞かされる
その頃、御霊となった彼は
架の世へと辿り着いた
神々しい天使に再会する
天使に此の世の状況を問いかけてみた
想像を超える惨劇に見舞われていることに
氷離の想いを抱かされた
ただ此れも全ては新たな世の為
創造される新たな世に期待を寄せる
ただ最愛のキミだけは消えてしまった自分の分まで
ずっと生きていて欲しいと切に願う
架の世で過ごして数ヶ月
新たな世で転生することを知らされた
名も姿も変わるけど、キミとの再会を楽しみにしている
ようやく再会の時
キミはあの時の姿のままだった
二人がお互いに気付くまでには然程時間はかからなかった
もはや掛ける言葉もいらない
想いは永遠に続くから