死生の漂う世界に咲く一蓮の花
北から冷たい風が吹き付ける大地に
根差す社に密かに精霊が宿る
有明の地から見つめた君への想い
一蓮の花へその想いを託す
八代の地から八幡の地へ
伝承として語り継がれている
古えより伝えられし静寂
安らかに眠りに付く頃
辺り一面がざわめき始める
深海に帰り着く聖なる魂
聖夜にやがて蘇るとそっと囁きかける
明けゆく朝にそれは現実となって現れる
古えに囚われた旧態依然の地をそっと
滅ぼし新たな世界を創造する
君と新たな世界で再会する頃
一連の花が咲く大地は光り輝く
微かに面影の残る地で君と永遠に過ごし続ける