終焉の傷

終を迎えるときにそっと自らの身体を見つめる
無数の傷が終を誘う

やがて自らに訪れる終焉
終いに訪れる永遠の眠り
もはや命の鼓動は消えようとしている

うっすらと浮かぶ死生の誘い
光り無き闇夜
最期に訪れる静寂の誘い

架ノ世界に浮かぶ蓮ノ花
微かに消え逝く生への期待
終焉の傷は僅かに輝いていた命の鼓動を全て消し去った
今宵に魂は架ノ世界からそっと…消え去り逝く