詩 幻海~maboroshi-umi~ 2009年7月20日 klleya 当り一面、光さえ無い海 永遠に閉ざされた世界に存在する海 幻となり消える前の自らの魂が 幻の姿を纏い、焔の影へと消え行く 祠に消え行く生息(せいいき)と 死息(しにいき)に併せて浅瀬で消え行く永遠の死旋(しせん) 幻海(まぼろしうみ)に還りゆく綺麗さを纏う魂に 永遠の静寂が訪れることはもはやありえない 永遠の幸せが訪れることはもはや永遠にありえない