在りし日

在りし日の夜
久々に君の幻を見る
魂の宿る今宵に
漸く自らの気持ちに気付く

気が付けば魂となって
ある社にある祠に降り立つ
その昔、太古の頃より
存在し続ける身として
これから降り注ぐ試練の数々を
今宵、自ら予見する

光溢れし宿命に翻弄される
この地に天より降り立ち早や数年
今宵自らの運命(さだめ)を知り
未来を自ら決める

在りし日の朝
輝かしい未来を手に入れる
在りし日の約束
今宵二人は結ばれる
永遠という時を経て