一の刻、今日で全てが消える
二の刻、嘗てなく涼しい一日
三の刻、満ち足りない地
四の刻、失い欠ける魂に
五の刻、永遠に分かり合えない
六の刻、夜更けに全ての情が消え
七の刻、修羅と化す
八の刻、世界は滅びへと誘われる
九の刻、冷徹な雰囲気
十の刻、夕暮れに見舞う精へ
十一の刻、冬の夜に
十二の刻、今宵で全てが終わる
社の祠に迷う魂
浄化まで残り少ない
救世の志さえ今は全て消え失せる
滅びの夜は既に迫っている
今宵が全ての終わりの日
全てが終わり何も無い無の世界へ帰り行く
無に還る時、全ての刻が止まり
全ての情、魂が消え全てが無の存在となりゆく