幼き日に二人は
出会った
いつしか友人の
契りを結んでいた
仲の良い二人は
ずっとこのまま
一緒でいれるだろう
とそう思っていた
やがてそれは泡の
ように消え去りゆく
運命(さだめ)に
あることを
二人は知ることに
なってしまい
修復すらできぬ
二人の仲は
溝を大きくして
いって
幼き日には
二度と帰れない
全てに期待できない
いつしか二人は
戦いに巻き込まれ
お互い敵で再会して
二人息絶え絶えに
なるまで戦い続けて
やがて
傷だらけの体に
あの日の光景を
垣間見て
最初の出会いから
別れまでを記憶に
よみがえらせ
救いはいざ知れない
場所にあり
もはや届かない
世界に
全てを問いかけて
二人の魂は
やがて気付いて
翻弄された
運命(さだめ)が
そっと囁いて
新たな世界で二人は
よみがえり
来世に全てを
期待できれば
新たな未来に
期待できて