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青い海に

 青い海に
辿りついたとき
いままでのことが
蘇えてきた
すべての不条理を
消し去ることは
できなかった
気がしていた

全てが夢のような
日が続けば
ありえなかった
かもしれない

青い夜に不条理な
毎日を垣間見た
全ての希望が
砕けたとき
全ての運命が
決められたこと

記憶を垣間見た
とき、不条理以外は
見当たらなかったと

夢の世界であれば、
何もかも思い通りに
なれたはず
全てが夢のような日
凍てついた希望は
もはや取り戻せない
全ての不条理が
現実になるころ

凍てついた時間が
取り戻せない
全てが夢のような
記憶
夢の世界で得られた
ものは現実と違い
全ての不条理を
希望に変えてくれた

青い記憶に
辿りついたとき
全ての不条理に
覆われたとき
全ての惨禍が訪れた

古えの記憶を
垣間見たとき、
現在と違う希望が
見出せた

現実には消え失せ
ない不条理は
夢の世界では
消え去れた
凍てついた不条理を
消え去るとき
全ての希望が
現実になるだろう

Future United Destroy

 過去の記憶に
縛られていた
あの日から
解き放たれるために
茨の道を幾度となく
選びつづけていたが
それにも見切りを
つけたいと願い
全ての螺旋を断ち
切ろうとしていた

過去の忌まわしい
破壊の記憶を
消し去ろうと
未来の事を
模索していた

ただ一つ理解
できたのは
過去とは決して
消し去る事の
出来ないことだと

全ての惨禍を消し
去る事が出来ない
例え未来で輝かしい
希望を得られた
としても
傷ついた過去の
記憶を癒す事は
出来ない

未来への希望を
垣間見た今日この頃
破壊の面影は
もはや無い海辺に
辿りついた
あの時に別れた
君への想いを抱き
再び君に会える日を
願っていた

今頃、君はどうして
いるのだろうと
ずっと考えていた

ただ一つ
理解できるのは
願いが叶えれば再び
君に逢えることだと

全ての惨禍を
消し去る事が
出来れば
例え未来で傷つく事
があるとしても
君に会えたときに
癒えることが
出来るから

それすら叶えられ
ないとすれば
この世界に来た
意味が無い

理解出来ない事
なんて何も無かった

全ての絶望を消し
去る事さえできれば
例え全ての希望が
潰えたとしても
新たな希望を抱く
事が出来るから

過去に縛られる事が
無くなれば
あの世界に返ること
ができるだろう
そうすれば
君に会える事が
出来るから

すっかり赤く
染まったこの星に
救いがあるとすれば

癒される事の無い
過去の呪縛から解き
放たれる事だろう

全ての呪縛から
解き離れた頃には
君との出会いだけが
待ち遠しい
それだけにこの
惨禍から解き
放たれたかった

傷を癒してくれる
のは君以外に
ありえない
あの過去に見切りを
付けてくれたのは
君だから

君に会えたときに
全ての過去から
解き放たれて
全ての未来に
辿りつけたから

二度と叶えられない想い

全てはあの時
からだった
そのときまでは
叶えられない想いは
無いと思っていた
君に出会ってからは
その考えは
崩れ去っていった

数日後、
君と初めて話したね
そのときをいまでも
覚えているよ
思えば、この日から
君へ想いを寄せる
ようになっていった

この先には明るい
未来が待っていると
教えられてきたけど、
全てがそうだとは
いえないことが後に
なって分かった

真実を知るまでは

それからさほど日が
経っていない頃に
思いがけないことを
知らされた
君に想いを寄せて
いる人のことを

冷静さを装っては
いたけど
深く傷ついていた
のは気付いていた
夢のような日は
長くは続かない
ということを

数日前には希望に
満ちていたと思えば
このときから、
深い悲しみと絶望を
抱くようになって
いったのが分かる
気がしていた

全てが叶えられない
想いだということを

癒されない傷を抱え
深い悲しみと
絶望を抱き
全てが灰色に
覆われた頃
叶えられない想いに
見切りを付けて

それからさほど
日が経たない頃に
あの地へ旅立つ
ことになった
最後に君に会える
ことを願いながら

君に再会したときに
伝える機会を得て
これまでのいきさつ
を全て君に伝えた
この出会いで最後に
なるかもしれないと

深い傷は決して
いやされないと
気付き
君と永遠の別れの道
を選んでしまったの
をこのときになって
分かる気がしていた

全てに別れを告げて

叶えられない想いに
見切りを付け
君と永遠に
会えない道へ進み
全ての螺旋に
見切りを付けて

たとえ全ての出会い
がまやかしだった
としても
君との出会いだけは
まやかしでは
無いのだけは
分かる気がしていた
それなのに、
もう戻ることの
できない道を
選んでしまった

癒されることの無い
傷を背負って
しまったからには
もう後戻りの
できないあの頃に
見切りを付けて
茨の道をただ
ひたすら選び
つづけていけるしか

全ての螺旋を断ち
切る道は無いから