哀しさが漂う世界から…霧のように消え去れたら

夜が更ける頃、君と
最後の出会いが訪れて
初めて会った二年前の
あの日に消えかけた
想いを問いかけた

君との絆を再確認した
あの日に答えは
分かっていた
永遠に続かない
想いに期待は
できないと

全てが霧のように
消え去れたら
海のように深く全ての
想いを消し去れて

深い海に幾つの
想いが流されていた

朝が訪れる頃、君と
過ごした二年間に
幾つの出来事が
在ったのを垣間見て

夢のように
淡く消え去れた
君との記憶
薄れゆく意識に問い
かけた淡い期待

霧が全ての海で
消え去るとき
海辺に在った
キラキラした
星の残骸が消えて

叶えられなかった
想いを募らせて

哀愁の漂う世界に
全てを問いかけて
霧が漂う木の葉に
託した淡い想いに

哀愁が漂い君との
出会いの地から
離れて
魂が消え去る時が
刻一刻と近づいた

傷だらけの記憶の
惨禍に期待できない
全ての経緯が
伝えられるとき
朝焼けに消えて
冷たい風に導かれて