幻の世界で一欠片の光を見渡す
もう二度とあの日々には戻れない
全ての想いは幻となって消えてしまうから
全てはあの災いが齎した事
あの忌まわしい過去を到底許す事は出来ない
全ての忌まわしき日々
戻れぬ道を選んだ己の間違いなど
到底気付くはずも無く
この世界の消滅さえ厭わない
幻となって現れる平和だったあの世界の事を
今になってようやく回想する
もはや自らの心と身体は手遅れになる事を
知る由も無く
破滅への道を進み続ける
この身が幻となって消え行く頃
死に際に観る様々な過去の経緯が
次々へと現れゆく
叶う筈が無い想いを
唯永遠と想い続けて