「詩」カテゴリーアーカイブ

誘う千年の時を経て…

海の潮の満ち引きが全てを物語る

千年の時を経て離れ離れになった想いがようやく一つに導かれる

もうお互い離れることの無い想いを二人で永遠に確かめ合う

忘れ去る忘却の彼方に

微かに見えた時の彼方に
夕暮れの夜がそっと近付く

いつか忘れ逝く永遠という絆
千年の時を得てようやく結ばれた絆も
儚く綻び辺り一面に消え去る

流され逝く流氷のように
海水に消え逝く微かといえる光影

大切なキミから消え去れなくてはならないサダメを受け今宵で夜更けの地から消え去る

懐かしさを垣間見る間も無く
言われなき罪状で捕われの身と化す
身体から地に返り逝く
桜が辺り一面に降り注ぐ雪のように
蓮の花が咲りゆいた

古代の頃より忌まわれる
避けられる
耐え難き呪いを全身に終始受け続け
今宵で最期のときに
終末の誘いを

終末に誘われる
血塗れの夜
血塗られる術
傷だらけの身体から
魂が消え失せた
来世に願うまだ見ぬ最愛のキミへ

2007/07/07

振り返りし七夕の夜
微かに微笑む君の笑みに
いつしか張り詰めていた心も穏やかな心へと変わりえた

新たな夜に神々しい光の輪につつまれる
社に帰り行く永久の一時に永遠を誓い合う二人に
祝福の光が舞い降りる

きっと永遠に惹かれ合う二人で居続けるだろう
きっと永遠に素敵な日々を過ごせるだろう

7年前に観た回想が御霊のように駆け巡るから

明日には消え逝く世界

架に消え逝く世界
辺り一面火ノ海に消え逝ける刃に被われた夜

懐かしみの狂気に消え逝いた
哀しみの夜更け

今宵で哀しみの漂う世界から
魂となり消え逝ける

いつかきっと再会出来るはずだった君にさえ会えない
もはや僅かに抱いていた期待は薄れ完全に消え逝けた

もはや永遠に訪れない
未来へ最期の期待を抱かせて
永遠に魂は消え逝く…

最後に君に会えるとき

僅かに願う君と再び過ごせる日
微かに薄れ逝く生気を掲げながら
今日まで何とか生き長らえていた

それも今宵で終わりを迎える
いつかしか懐かしむあの頃に
静寂の時が訪れる

永遠の眠りが近いと
天より使者が参った
失われ逝く身体から…
そっと、魂を静かに取り出す

意識が徐々に薄れ逝く
僅かに宿る生気を纏う
今宵で今世との別れ

永遠に別れを告げる前に
一目でも君に会えたらと切に願う

初めて出会った時から
素敵だと思える大切な人
それが君だった…

海より帰りし頃
海辺と君と結ばれた
そっと…抱き寄せる
永遠の時を過ごせるかのように

悲しみの舞う生気薄れる五月雨の夜

君を失うその時
悲しみの舞う木の葉の
散り逝く姿に気が付いた

生気はもはや薄れ逝き
雪解けの夜を最後に
自らの姿を消す

為す術さえない
この世の術
無きに在らずの畝乱れの夜

嘆き悲しむ姿さえ
架今見せず
架の社に囚われる
辺り一面の静寂に実を包まれる

安らぎの時さえ感じさせぬ
永久の呪縛に身を縛られる

悲しみを人に見せない何かを
感じ取る避けられぬさだめ
刃に刻まれる生死の境
地の果てに彷徨う救われない魂

魂となって駆け巡る
死への誘い
今宵君と永遠の別れとなった地で
まだ早い生涯を終える
君のいない世界にひたすらい続けても
何も変わらない
このままでは悲しすぎるから…
今宵で全てを終えたいから
消えたいから…

架に張り付けられた夜

懐かしみさえ消える各月の夜
明日に消え失せる辺り一面の暗闇の夜

壊れ逝く夜に
術すべの無い哀しき夜に
壊れ逝く世界に
光り差さぬ暗闇の世界
絶望に浸たる
意識の無い一時
安らげぬ夜に
姿を消す刃塗れの血まみれの身体

身体に刻まれる傷
幾つかの呪いと
呪縛をこの身体に焼き付けられて
刃に消え逝く精神と時
傷付き傷付けられる身体と精神
次第に病んでいく精神と身体

明日に迫る最期の時
待ち続けるあの時に戻れる時
その時にさえ戻れたら…
この荒んだ世界から消えてしまっても構わないから…

LAST FAILED

最期が訪れた日
深く傷付いた身体から
魂が抜け出る

いつか恐れ行く
最期の日に
深い霧に覆われた
刃に研ぎ澄まされた
追い詰められた精神に
深入りするものを切り刻む

懐かしく微笑む
在りし日
いつか夢見た夢は
ずっと叶わぬまま
望まない未来
望まない最期を迎える

微笑み返す表情に
見えた先は
懐かしき在りし日とは
考えられ無き未来

終末はすぐ近くにまで来ていた

魂の抜け出るそのときに
精霊が傷付いた身体に宿る
穏やかな表情を見せるそのときに
少しずつ傷付いた身体が癒え行く
ことに気が付いた

永遠に振り返るあの季節へ
零にならない幸多き未来
霧の様に消え去れない
一欠片の輝き
切なく淡いひとときに
省みぬ過去の在りし日

サマヨイ

薄暗い空をずっと見つめる
誰かがささやく

形あるものは全て…
いつか終わりを迎える…
その日はいつかは来てしまう…

いに知れぬ不安を抱え
未来へのサマヨイを躊躇う
そう明日は…
その終わりの日…

lost live -200610241924-

微かに薄れ行く意識に
一欠片の夢を見る

そう…キミと出逢った日
1999年7月7日
七夕の日だったね…

生まれ着いた頃には
もはや暖かい家庭など
あるはずも無く、
次第に精神が荒んでいった
何故…この世界に生まれ落ちたのか…
理解さえ出来ない…

こんな自分早く消えてしまえばいいのに…と
ずっとこの世から消えることを願っていた

もう思い残す事など何も無い…
そう…ずっと思い続け、気が付けば…
多くの敵を作ってしまった…

いつかは多数の敵に自分は
殺られてしまうだろう…
でも、もうこれでいいんだ…と
自分に言い聞かせた
無駄に長い一生を送るよりも
ずっとましだから…

そう願っていた矢先に
敵の刃が自分の身体を突き抜ける
望んでいたはずの結末だった
微かに薄れ行く意識の中で
やっと楽になれる
そう思うと、やっと穏やかな表情になれた

気が付けば白い風景が廻りに見えていた
「架の世」かと思えるような気がしていた
いい伝えはホントだったのだなと思えた

はっきりと廻りが見えたとき、
近くにキミの姿が見えた
そう…これが初めての出会いだったね

ホント初めて見るキミの姿は
素敵で…いままで一匹狼だった自分さえも
初めて全てをキミに話すことが出来たよ

それからだったね…
キミと恋に落ちたのは^^
幸せな時が長く続けばいいのに…
ずっとそう願っていたよ
そう願う七夕の夜、さらに夏の終りに
ずっとそう願っていたよ

だけど、幸せなときほど
長くは続かないって
良く言っていたよね…
その言葉の通り、別れはすぐ近くまで
来ていた
避けたくても避けられない運命(サダメ)

19990916
キミと哀しい別れ…
こんなすぐ近くに来ているなんて…

知らなかったよ…
もっとキミに会いたかったよ…
もっとキミと現世で過ごしたい…

淡い願いも虚しく
キミは現世から消えてしまった…
余りにも哀しすぎる…

耐えられない…
耐えられない…
いっそのこと後を追えたらと…
生きることにさえ深い絶望を抱いた…
もう、残すのは何も無いのだから…
ひと思いに消えてしまう…そう決めた

ある日の夜、ついにそれを実行することに
した…そのときキミの幻影が現れた
久々に見るキミの表情はかなり哀しげだった
「生きてほしい」
キミはその表情で見ていた
そう…あのときもそうだったね…
キミと初めて出会ったときに見せた表情

20060707
キミが現世から消えて早や7年
キミに良く似たヒトと出会えた

そう、まるでキミが現世に帰って
きたのかなと思えるくらい
話し方も接し方も似ていた

いま思えば、キミそのものかなと
思えるくらい、ひさびさに愛しいという
気持ちを感じてしまった

久々に幸せを感じた
キミとずっとこのまま
一緒にいれたら
何よりも嬉しい
ずっとそう願っていた
距離は遠いけど、また必ず会おうと
お互いに誓った

20060916
キミとひさびさに再会した
場所はお互いの故郷の近く

朝から夜までホント素敵な一時を
過ごせたね
ホントずっと過ごしたいくらいだったよ

いま思えば、幸せなひとときだったなと
ずっと感じていて、
日に日に想いが強くなってきたよ

数週間が経った頃
またキミに再会できるチャンスが
来た
だけど、それは条件付の再会だった
どちらかの選択で、
良き未来に進むか、進めないかで
選択肢は現世と架の世をコントロールできる
者のみが決められた

20061024
儚くも想いが幻に終わってしまう日が
とうとう来てしまった

あの時と同じように急に意識が
薄れて来て、もはやロクに視界さえも
見えない

もう現世にこれ以上、己の魂が
とどまる事さえも許されない…
そう気付いたときに

やっと全ては仕組まれていたことだったと
悟った…
全ては儚き時だと…

もう…この身体は消えてしまうけど、
24年間ホント楽しかった…
辛かったけど、哀しかったけど、
最愛のキミにも出逢う事が出来たし、
多くの大切なヒト達にも出会えたし、
もはや悔いは全然残ってないよ…

きっと触れてはならないところまで
触れすぎてしまったんだね…
遣り残したことはたくさんあるけれど、
いったん全てを終りにするために
きっと、架の世と現世を司る者が
召し上げたのだろう…

最後の願い…
キミと一緒に永遠に過ごさせて
そう願って…架の世へと魂は旅立った…

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ひさびさに長い詩というかStoryを
書いてしまいました^^
いくらか実体験(1割くらい)を元に
しているけど、
実は新たに作ったオリキャラのある半生を
元に書いてみました^^